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通信 治療室ヨハネ
鍼灸治療室ヨハネ(世波音)  第13号
 今回は筋肉とコリ感についてのお話しをします。
 筋肉は緊張すれば硬くなります。これは筋肉の繊維が短くなると同時に太くなって 筋膜で囲まれたスペースをいっぱいに満たす事になり 筋肉の内部の圧力は緩んだ時よりも緊張した時のほうがずっと高まります。 この圧力のために筋肉の中を走っている血管(特に静脈)や神経が押し潰されてしまい 血液の流れを悪くしてしまいコリ感や痛みを表すのです。
 筋肉は収縮するために多量のエネルギーを必要としますが この燃料になるのが 血液中の酸素とブドウ糖です。血液の流れが悪くて酸素の供給が不十分だとブドウ糖が 不完全燃焼を起こし その燃えかすとして乳酸が作られます。燃えかすは早く 洗い流したほうが良いのですがコリや筋肉の連続した緊張で硬くなると血液の流れが 悪くて洗い流す事もできず筋肉中に澱んでしまいます。筋肉は普通緊張したら 休み また緊張したら 休むという具合に断続して行われ この休止の間に血管が十分に開き 新鮮な酸素が流れこみ有害な燃えかすが洗い流されるのです。筋肉を動かす事によって ポンプの作用が行われ血液の循環を良くし,そのために体操が大事なのです。
 筋肉疲労によるコリ感や内科的疾患によるコリ感等がありますが これは人の健康 状態を診る大切なバロメーターなのです。また肩こりから頭痛、耳鳴り、不眠症等の症状を表したり、胃炎やストレスから来る肩こり等と一つのコリ感から様々な症状も表します。このコリ感はコリのある場所だけに感じるのではなく広い範囲で感じたり、すこし離れた所に感じたりもします。様々な症状の反射として表すコリ感を逆に用いてツボやコリに刺激し健やかな体に改善していくのが私たち治療師の目的なのです。
 たとえば、肩に特別に硬いコリがないのに肩こりを感じるという場合もあります これは原因となっているコリが便秘症のため腰部に強いコリがあったり ホルモン代謝 (生理痛 生理不順)等、原因が直接肩だけにあるのではなく、その原因となる部分を 診断しツボやコリの反射を用いて改善するのです。また、肩こり感はないが頭痛や耳鳴り不眠症等の症状を表す人は肩や背中の筋肉が硬くなっているのに感じないだけで,これは人によって感覚が敏感であったり鈍感であったり また場所によっても感覚の違いがあり自分自身で原因となっている部分を感じないような場合もあります。デスクワークの人たちは長時間同じ状態で筋肉を収縮させ過ぎたり 立ち仕事の人たちは足や腰の筋肉に負担が長時間加わり疲労しコリが生じるのです。そして一人一人感覚や状態が違うように、私たち治療もその人に対して今現在一番適した施術法を考えるのです。
 コリの大部分はツボに表れますが,このツボの刺激療法により人のエネルギー (人間に流れている生命力)をスムーズにし 肉体的 精神的により良い状態に改善し 不安感のない生活を与えられればと思います。
鍼灸治療室ヨハネ(世波音) 第14号
 今回は第13号 第14号の裏面に記載しています[治療方針・自覚痛の症状を 重視し、私、施術者の診察、診断(圧痛点 しこり等)を加えた治療でででより良い改善を]と言う事について、自覚痛の痛みの表現や種類は人によっていろいろで 蜂にさされた感じ、だるい、重い、鈍い、痺れる、疼く こわばる、筋肉が切れる感じ、筋肉が伸びない感じ等様々で、また、ドキドキする、イライラする、ムカムカする、ハーハーする感じ等精神的表現や、あるいは、心の防衛力では気持ちが沈む、怖い、落ち着かない、動けない等、様々な形容詞を診察や治療の中で耳にします。これらの多用の表現を一定の条件だけで 病状を決めるのではなく、施術者側が筋肉や神経に刺激し、その反応や痛みの感覚等を診察、診断し、自覚痛と併せて病状を掴み 治療していくのです。   一つの症状 痛みから様々な原因や病体を見分けていくのですが たとえば 偏頭痛の場合 自覚痛は側頭部に表れますが原因や病体は後頭部や首 あるいは肩や 背中のコリ等であったり また精神作用では臭い匂い 大きな音 強い日ざし ストレス等が引きがねになって表れたりもします。また痛み以外の症状を確かめますと 夢を 見る事が多く眠りが浅い 便秘 生理不順等 様々な原因や病体が引きがねになっている場合もあります。側頭部の自覚痛の原因を私 施術者が見極めていき治療するのです。   痛みの場所の表現も様々で これはコリの種類(前号に記載のため省略)や 深さによっても違い 皮膚 皮下 結合組織 筋膜 筋肉内 神経等と同じ場所でも その深さによって痛みが広く感じたり 離れた場所に感じたり 1点に感じたり様々です。 肩こりという一つの症状でも 後頭部 首 背中 肩上部 あるいは肩全体等 痛みやコリ感の範囲がその深さやコリの種類によって違いが表れます。このような   自覚痛から その人の痛みの原因と思われる深さやコリの種類を見極め 指圧の強さや 鍼の挿す深さを調整していくのです。漢方では人体を一つの小宇宙とたとえられていますが これは無でありながらバランスよく引合 調整しているのです。漢方療法は バランスを整える事によって人体のエネルギー(生命力)がスムーズに流れる事によって健康的であり充実した気力を保てるのです。そして精神 心 考えかたもバランスの とれた心身 共に活動できる事を望み治療を進めるのです。 今回よりストレッチングをいくつか紹介していきます。
@ 肩こり症の人は左右の手指をからませ 腕を上に伸ばし手の平が空に向かうようにします。この時 肘がピーンと  伸びた感じで10秒ぐらい静止してから腕の力をぬき下ろしてください。もう1度 同じ形で手の平が上に向ったまま左右10秒ずつ横にたおしてください。肘をピーンと 伸ばし 体をもどし力をぬいて手を下ろしてください。
鍼灸治療室ヨハネ(世波音) 第15号
 以前 第6号に記載しました腰痛症の続きになりますが腰 背中の痛みについて   体を横にして休んでいても背中から腰にかけて痛みやだるさを感じる事がある。また体を動かしても痛みは軽減せず気分は良くない。このような場合は 慢性胃炎 過敏性 腸症候群等 消化器疾患が原因となっている事が多いのです。   胃や腸の機能(分泌機能)は自律神経(遠心路)によって支配されています。 また これら臓器の状況を中枢に伝達するためにも やはり自律神経(球心路)が 分布しています。消化器に分布している自律神経は背骨の中央よりやや下部から出てくるため消化器疾患があると これら臓器に分布する自律神経が同じ部の脊髄神経の痛みの 感覚を刺激し興奮させてしまうと考えられます。胃 腸の具合が悪い時は背中や肩に  コリ感が強く表れたりする症状を経験された事もあると思います。慢性胃炎 過敏性  大腸炎は鍼治療が有効ですが専門医の診察(特に食後 空腹時等の症状を詳しく述べる)を受け併用していく治療が望ましいでしょう。
 内臓から来る背中 腰の痛みの原因は消化器からの反射的刺激として神経知覚枝の 興奮が起こっている事が多いのです。背中 腰の痛みを軽減させる治療として 背中の中央から少し下で 背骨から親指2本分 外側(かんゆ いゆ)の2箇所に 鍼を10分ほどさしたままの状態の治療をしますと痛み コリによる張った感じがほぼ 改善されていく事が多いのです。また 頭痛 肩こり 自律神経傷害等の症状が伴う 事が多く その人の全体的な症状を掴み 併せた治療法でより良い改善を目的とします。  整形外科的疾患による背中 腰の痛みでは 骨その物の病偏を治す事はできませんが骨の病偏による二時的疾患 その原因として骨周囲の筋肉や神経等 軟部組織の 病偏を引き起こした症状には鍼治療により軽減させていく事が有効です。
 また 長時間による背中 腰の筋緊張(前号の筋肉の話の中に記載のため省略)に よる疲労感も大きな原因です。これらの背中 腰の痛みと伴い足がだるい むくむ 長く立っていられない等 座骨神経痛が良く診られます。
 内科的にも原因がなく慢性的な背中 腰の痛みには 背骨の下部で親指2本分外側の筋肉(コリがよく表れるツボで じんゆ だいちょうゆ)に鍼をさし 軽く気持ち良いと感じるぐらいの電気を鍼に流しますと痛みや疲労感が軽減されていきます。 前号に続きストレッチングを 
今回は座骨神経痛のストレッチング   
(1)立ったままで膝が曲がらないようにならめ前に足を絡ませ ゆっくりと手の指が 足先に付くように曲げてください。左右のからます足を換えて10秒ほど曲げたままで 制止してください。
(2)膝を伸ばしたままですこし左右に足を開き 手の指が足先に付く ように曲げてください。呼吸は止めずにゆっくり吐いてください。
鍼灸治療室ヨハネ(世波音)  第16号
肩こり症 頭痛 精神ストレスによる自律神経症等
 慢性的な症状で悩んでいる人が治療室を訪ねる中で最も多く またこれらの症状以外の状態を尋ねますと睡眠中に   しばしば目が覚めてしまい眠りが浅い(目覚めた時に疲労感が表れる) 食欲は普通だが胃痛がたまにあり胃が悪い感じがする(これらは膚荒れが伴う事が多い) 耳鳴りがする腕のしびれ(特に朝がた)等 様々な症状が伴っている場合も多いのですが これらはその人の体質 個人差(第2号で記載のため省略)があり 肩こり症や頭痛だけに   とらわれずにその人の全身的な症状を掴み改善していかなければ 痛み コリ感が 改善されず 精神的に無気力感 いらいら感 対人関係やプレッシャー等 心身の疲労感が積み重なりストレスも溜まり慢性的なようになってしまうのです。
たとえば 肩こり症で頭痛が一月に1・2度 表れるのが数年続いている人が来室 この人の肩こり 頭痛 症状以外の状態を診ますと腰が冷たく 腹部左下が硬い、このような場合は便秘症があったり、足が冷えやすい人のタイプが多く 治療も 肩こり 頭痛の対象療法に加え 腹部の硬い感じを取除き 腰の保温性を体内から高め 便秘症 冷え症を鍼マッサージ療法にて施し改善していくのです。初診月は週に1・2度の治療 その後 2・3週間に1度の治療を続けますと慢性的だった症状も改善されます自覚症状が感じられない状態まで治ってきましても定期的に治療を続ける事が大切で これは 身体の状態が良いほど鍼マッサージ療法の効果があるからです。また 前号に 記載しましたように コリ 圧痛はその人の健康状態のバロメーターで(老化 環境変化女性ではホルモン代謝異状)定期的な診察 治療が望ましいのです。   指圧 マッサージ療法は疲労している筋肉を柔らかくし 活動不足の筋肉にはツボを刺激しエネルギーを与え新陳代謝を良くします。
鍼療法は身体に流れているエネルギーのバランスを整え(ツボ エネルギーについては前号に記載のため省略) 自律神経(緊張時の交感神経とリラックス時の副交感神経 臓器 ホルモン代謝)のバランスを調整します。鍼 マッサージの刺激により鎮痛効果 また 精神の疲労を解消し自分自身のエネルギーを高めリフレッシュできる事で常に 若々しく また 前向きに不安感のない生活を与えていきたいと思います。   女性の20歳から50歳に肩こり症が多いのは内分泌系(ホルモン)が男性より複雑なためで このバランスを鍼 指圧 マッサージ等の刺激により調整し身体 精神の 不安定佐を取除き 現症状に適した治療改善を考え進めた手当てをしていきます。
ストレッチング (3)
今回は背中のストレッチング 両足を肩幅に拡げ 右腕を 左肩の上に乗せ 右手指が右首筋に触れるまで肘を曲げ 正面の人に背中を見せるように体を回します(踵は付けたまま)左手は下げたままです。10秒ほど止めたら反対側も。
鍼灸治療室ヨハネ(世波音)第17号
整体鍼による正しい姿勢でコリ感を改善
 X脚 O脚等 足がわん曲している場合 左右の足にバランスよく体重がかからなくなってしまい そのため背骨が曲がり腰痛症になりやすかったり 両肩が水平にならず どちらかの肩が下がり負担がかかってしまい肩こり等を誘発しやすくしてしまいます。   身体のバランスを整える関節はどのようになっているかと言えば 二つの骨の間にはすき間があり(付いていると擦り潰されるから) また 骨の端は軟骨になっていて (硬いと間の組織を傷つけてしまうから) そのすき間には滑液膜という薄い膜があり この膜には滑液という滑らかな液を分泌していて潤滑油の役目をしています。この滑液がこぼれないよう関節嚢という嚢で完全に包まれています。そして関節がはずれないよう 靭帯という帯で周りを抑えられています。靭帯は骨や組織を結び付ける 強くて 曲がりやすい繊維状の帯です。靭帯はその場所によっていくらか伸びるものと骨の運動を制限するために全く伸びないものとがあります。靭帯の役割は関節が反対方向に 曲がらないように また 関節がはずれないよう硬く止めているのです。この関節の骨の端に筋肉の一端の筋がピッタリ付いていて この筋肉が伸びたり 縮んだりする事で 関節の運動ができるのです。 しかし 関節の中でも全く動かないものもあり その 代表的な関節が頭部(頭頂骨や側頭骨 後頭骨等がピッタリ付いている)で 少し動く 関節が背骨や肋骨です。 また 自由関節と呼ばれる肩関節や股関節は受け口側と球状になっている骨の関節で この 肩関節 股関節等を主とし 骨盤や車軸関節と呼ばれる 頚部や腰部等を整体法により脊中の歪みや左右のバランスを調整していくのです。   腰に負担が架かる割合は仰向けに寝た状態を 1 とした場合 直立した状態が4倍いすに座った状態が5倍ぐらいと考えられています。このように負担の架かる関節の筋肉にコリがありますと筋力のバランスが崩れ 痛みが表れたりします。女性は男性に比べ 筋力もやや弱くオヒィースでの作業が多いのですがいすに座るポイントとして膝が直角に太腿の裏が強く圧迫されないように座り 時々膝を伸ばしいすから太腿が離れるように持ち上げましょう。第18号にこの続きとして撫で肩や腕が太い 頚部が細い等 どのように肩こり 腰痛を整体により改善できるのか記載していく予定。
ワンポイント レッスン(4) 腹式呼吸
初めは口から少しずつ意気を吐きながら腹部を凹まします。息を吸う時は鼻から空気を吸いながら、腹部を膨らませてください。この呼吸法は体操の前後だけではなく 朝又は就寝前等に、仰向けに寝た状態で膝を直角に曲げ左手は胸 右手は臍下に置き呼吸法をしてください 血液中に新鮮な酸素が取り込まれます。これは毎日 10分ほど続けて行い、馴れてきたら腹部の上に2・3Kgぐらいの重りを乗せて腹式呼吸をします意気を吐く時のポイントは少しずつ長く吐き出す事で 体内には必ず残気流があります。治療をリラックスして受診されるように。
・ 指圧 マッサージの受診中 及び 鍼刺入前電気通電療法前等にトイレをご利用の場合お気楽に声を掛けて下さい。  ・ 室内の温度が暖か過ぎたり 冷え過ぎたりと感じましたら お気楽に声を掛けて下さい。
・ 施術者側に相談、希望する事が有りましたら努力、守秘いたしますのでお話し下さい。オーダーメイドの治療を受診されますよう。   
・鍼は1度の治療ごとに焼却しますので、常に新鮮で良い鍼を使用。